あなたは断り上手でしょうか、それとも断り下手ですか?
「なんで引き受けたんだろう…」「どうして断れなかったんだろう」
仕事だけではなく、飲み会や休日のお誘いなど、気がのらないけれど断れない機会は一度や二度ではないかもしれませんね。断り下手な人は「断ったら申し訳ない」など、断ること自体が良くないと思っているのではないでしょうか。
この記事では、断り方が分からない人や断ることに罪悪感のある女性へ「アサーティブな断り方」をご紹介♪アサーティブとは自分と相手を大事にする意思表示・自己表現のことです。なかなか断れずにストレスを感じやすい女性が、少しでも楽に過ごせますように。
断り方を知らない断り下手な人の心理
断れない人にはいくつかの共通点があります。ではさっそく断り下手な女性の心理を探っていきましょう。あなたはどのくらい当てはまりますか?
○断り下手な女性の心理○
- みんなと上手くやりたい
- 「断ったら申し訳ない」などの罪悪感がある
- 周りに迷惑かけたくない
- 自分自身も否定や拒否されるのが怖い
- 人に認められたい、役に立ちたい
- 人に嫌われたくない、良く思われたい
このように「断る=嫌われる」と捉えていたり、自分が困った時に助けてもらえないのではと不安になったり、罪悪感があったりなど断ることは良くないことだと捉えている人が多いです。しかし、断ることは決して悪いことではありません。
断り上手になると手に入ること
アサーティブな断り方を知ることで手に入るものがあります。断り下手な人は、その手に入るものを知らない人が多いのではないでしょうか。例えば「時間と心の余裕ができる」「自分が本当にやりたいことがわかる」「ストレスが減る」「人間関係が良好になる」など、断り下手な女性が悩んでいることが解決の道に近づくと言われています。
断らないで無理をすると、相手を傷つけてしまうことや、負担をかけてしまうこともあります。断る勇気を持つことで、今よりも相手に誠実になれるのです!
「アサーティブな断り方」3つのコツ
アサーティブとは、自己主張するという意味を持ちます。この自己主張は、自分中心に考えるのではなく、自分も相手も大切に尊重しながらコミュニケーションを取る方法です。心理療法の認知行動療法の一つ「アサーティブコミュニケーション」として会社や教育機関でもトレーニングや研修が行われています。
アサーティブな断り方は人間関係は壊したくないけど、本当は断りたい女性にぴったりの方法です。これから紹介する3つの断り方を参考に実践してみてくださいね!
1.あいまいよりも具体的に「状況を伝える」
実は「ちょっと用事が…」などのやんわりとした断り方よりも、きちんと具体的に断る方が良いと言われています。自分に正直になるということです。嘘をついたり、見栄を張ることはトラブルを招きます。たくさん理由を言う必要はないので、相手の気持ちも尊重しつつ正直に断りましょう!
○具体的な断り方の例○
- 「この業務が明日締め切りなので」
- 「家の予定があるので」
- 「実は今節約中で」
誰と何をするからまでは言わなくても大丈夫です。「ちょっと」「えーと」など、はっきりしない言い方では、相手はもう一度誘ってくる場合や「返事は今度で良い」と言われる可能性もあります。具体的に断りましょう。
2.クッション言葉と感謝の言葉で「気持ちを伝える」
クッション言葉とは「せっかくですが」「お誘いは嬉しいですが」「気持ちは嬉しいけど」など、相手の気持ちを受け取った意志を示す言葉です。感謝の言葉はご存じの通り「ありがとうございます」と伝えること。
断るというのは、相手の気持ちを断るのではありませんよね。クッション言葉と感謝の言葉があると相手も悪い気分にはならないでしょう!
3.謝罪の言葉と代替案で「誠意をみせる」
「ごめんなさい」「申し訳ございません」など、謝罪の言葉は断るときに必ず伝えるべきことですよね。代替案とは「ほかの方法なら大丈夫」「いつなら平気」「夕飯じゃなくてランチなら」など、フォローアップや交渉として使ったり、相手の気持ちを汲みつつ、自分の思いを伝える方法です。
ただし、できないことやこれ以上難しいことは代替案を無理に考える必要はありません。クッション言葉と感謝の言葉、そして具体的な理由と謝罪の言葉で十分ですからね。
今回は、断り下手な女性へ「アサーティブな断り方」をご紹介しました。断ることは悪いことではなく、自分のためにも相手のためにも繋がります。余裕が生まれることで、断りたいという状況も減るかもしれません。アサーティブな断り方を手に入れて、自分純度の高い素敵な日々をお過ごしください♪