日本で一番多くの人に飲まれている飲み物「緑茶」!
飲食店で出されると気持ちがほっとしませんか?
何より緑茶はペットボトルでも気軽に楽しめるお茶の1つです^^
でもその緑茶についてどれだけあなたは知っていますか?
・緑茶に種類はあるの?
・そもそも日本茶ってなんだろう?
・家で楽しみたいけど緑茶の淹れ方のコツを知らない
緑茶は体に良いとも言われるけれど、何がどう良いのかもわかりづらいですよね。
自分や家族にもおすすめしたいけど、ただ出すだけでは、なんだか味気ない感じがします。
今回は、日本に暮らしていながら身近なはずなのにあまり詳しく知らない「緑茶」の魅力をご紹介!
さらに、美味しい淹れ方のコツまで教えたいと思います。
5月は新茶が出回る季節です。自分や家族の為に美味しい「緑茶」を入れて自分純度を高めてみませんか?
緑茶とはどんな効能があるお茶?
緑茶とはお茶の種類の総称で、日本のお茶はその多くが緑茶です。チャノキの葉を摘み取ったあとに加熱し、発酵が進まないように処理したものが緑茶といわれるものになります。不発酵茶(ふはっこうちゃ)とも言われています。
緑茶に含まれるカテキンはポリフェノールの一種で、多くの効能をもっています。 血圧や血糖、悪玉コレステロールの上昇を抑えてくれるので、生活習慣病の予防効果があるのが嬉しいところです。
よく「緑茶と煎茶はどう違うの?」といわれていますが、煎茶は緑茶の1種です。
次は緑茶にはどんな種類があるのかを知っていきましょう。
緑茶を含む日本茶の種類は?緑茶の一覧
お茶にはたくさんの種類があります。元々は同じ茶葉からできていることはご存知ですか?
日本茶は茶葉の育て方や仕上げ加工の違いによって様々な味や香りのお茶となって手元に届きます。
お茶の特徴を知っておくと好みの味のお茶にすぐにたどり着けます。
以下が代表的な日本茶の種類です。
(せんちゃ) | 煎茶緑茶のなかで、もっとも一般的なお茶の一種が煎茶です。摘んだ茶葉を蒸し、揉みながら乾燥させて作ります。うま味や渋みのバランスがよく、さわやかな味わいです。カテキンは多め! |
玉露 | 高級茶として知られている玉露。抹茶の茶葉と同じように、茶園に覆いをかけ、光を一定期間さえぎった茶葉を使用します。まろやかな甘みとうま味が特徴です。ほかのお茶と比べ、カフェインが多く含まれています。 |
番茶 | 成長して硬くなった葉を使い、お茶にしたもの。地域によって製法が異なり、お茶の色も緑色と褐色があります。 |
ほうじ茶 | 茶葉を強火で炒る、つまり焙煎することで、香ばしさを引き立てたお茶。焙煎の過程でカフェインが飛ぶため、苦みや渋みはほとんどなくすっきりとした口当たりです。 |
玄米茶 | 水に浸して蒸した米を炒り、煎茶などの茶葉と同じ割合で合わせたもの。玄米の香ばしさが特徴的。茶葉が少ないのでカフェインは少なめです。 |
抹茶 | 光を一定期間さえぎって育てた茶葉を乾燥させ、石臼で挽いて粉状にしたもの。特有の爽やかな香りがあり、上質な抹茶ほど香り高く、うまみが感じられます。 |
(参考:https://matcha-jp.com/jp/898)
緑茶の美味しい季節
緑茶を含む日本茶の種類や特徴がわかったところで、次に気になるのが緑茶が美味しい季節ですよね。
緑茶は、1年を通して変わらない味を楽しめるイメージがありますが、緑茶にも美味しい季節がしっかりとあります。
茶葉は、産地によりますが1年に2~4回摘採されます。4月下旬頃から摘採される茶葉を「新茶」または「一番茶」と呼び、その後おおむね45日間隔で、「二番茶」、「三番茶」と続きます。
とくに、「新茶」は立春(2月4日頃)から数えて88日目、5月2日前後の八十八夜に摘採される茶葉のことを指します。そう「夏も近づく八十八夜〜♪」の歌に出てくる季節ですね。
なにより新茶は最も品質が高く栄養も高いことから昔から「新茶を飲むと1年間無病息災で過ごせる」と言われてきました。
「新茶」は、鹿児島などの温暖な地域から摘み採りが始まり、桜前線のように徐々に北上していくのが特徴です。
有名なお茶屋さんや百貨店でも「新茶」の季節には多くの地域の茶葉を紹介したり、試飲できたりします。
少々高い茶葉もありますが、「新茶」は1年の中でこの時期しか味わえないお茶なので試してみてください。
「新茶」の色味は薄いですが甘みが強くしっかりとした味がするんです。一度飲むと毎年「新茶」が楽しみになりますよ!
緑茶の美味しい淹れ方とポイント
お茶に関しての色々な知識がついたら実際に緑茶を茶葉で飲んでみたくなりますよね!
緑茶はちょっとした工夫でより美味しく楽しむことができます。「入れ方1つでお茶は味が変わる」とも言われるほどです。実は多くの人がやってしまう「沸騰したお湯を急須にすぐに注ぐ」のはやってはいけない行動なんです!!
なぜやってはいけないのかも解説しますね。
緑茶の美味しい淹れ方
●美味しい緑茶を淹れるために用意するもの
・茶葉(大さじ2:3人分)
・お湯
・急須
・お椀
<作り方>
- 沸騰したお湯を茶碗に八分目まで注ぎ、冷まします。
- 適量の茶葉を急須に入れます
- 湯冷ましした茶碗のお湯を急須に注ぎ、60秒位(深蒸し茶は30秒)お茶が侵出するのを待ちます。お湯の温度は70度~80度が目安
- 少量ずつ茶碗に注ぎます。数人分注ぎ分ける時は、少量ずつ注ぎ分け、味を均等にします。
- 最後の一滴までしっかり注ぎ切るようにします。急須にお湯が残っていると、お茶の成分が浸出し、二、三煎目がおいしくなくなります。二、三煎目はお湯を入れてから30秒位待ちます。
(参照:https://www.hoshitea.com/howto/)
美味しく緑茶を淹れるコツ
緑茶を美味しく淹れるために2つのコツがあります。
- 熱すぎないお湯で入れること!(渋み成分のタンニンは温度が高いほど茶葉から出て渋いお茶になるため)
- 最後の一滴までしっかり注ぎ切る
ここに注意して淹れてみるようにしてください。
お店などで出される美味しい緑茶を自宅で楽しむことができますよ。
緑茶を楽しめるとどう自分純度が変わるのか!
緑茶について身近に感じていただけたのではないでしょうか!
実は緑茶には「青葉アルコール(別名リーフアルコール)」と呼ばれる化合物が茶葉に多く含まれています。 この成分には、心を落ち着かせ、脳の疲労回復効果があると言われています。
そう!緑茶は飲むだけで気持ちをリラックスさせてくれるんです。
また、飲む以外に「茶香」という手法で緑茶の香りを楽しむことができます。アロマなどをやっている方はこちらの方が身近に感じるかもしれません。
毎日忙しい日々の中、ちょっとでもお茶の時間をしっかり取れれば気分転換にもなります。
いつもより時間をかけて美味しい緑茶を淹れて楽しめば、気分も落ち着いてその後の時間の使い方も丁寧になりそうです。
緑茶を気軽に楽しめるようになると家族との食事やおやつの時間、旅行時間なども楽しく過ごせそうじゃないですか!
いつも時間に追われてバタバタしている方にこそ時間をかけてゆっくりと楽しめる緑茶をオススメしたいです。自然と心が豊かになって自分純度も上がっていきますよ!
(ライター 中村あや)