がんばりたいのに疲れやすい女性へ|春の過ごし方3選~春の養生~

寒い時期が過ぎて、気候も心もあたたかくなる「春」。

冬にためたエネルギーを一気に出しすぎてしまうと、疲れがたまり5月病などにもなりやすくなってしまいます。

そこで今回の記事では、さまざまなことをがんばりたい女性へ、“おすすめの春の養生(過ごし方)”を紹介します。がんばりすぎてエネルギー切れを起こしやすい女性は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

笑顔で歩く女性

養生ってなに?

養生とは「生命を養う」ことです。「心身の健康に気を付けながら、自分を大切にする過ごし方」を養生といいます。

東洋医学の考え方ですので、言葉に聞きなじみがない人も多いでしょう。

この記事では、できる限り専門用語を使わずに、女性が春にやりたいことを楽しみながら過ごすための方法を紹介します。

春は過ごしやすいけど、がんばっちゃう季節

東洋医学の考えでは、春はあらゆるものが芽吹き、成長する季節といわれています。

しかし、春の過ごし方が1年の調子を決めるともいわれるくらい重要な季節でもあるのです。

桜

春に何でもかんでもがんばってしまって、エネルギーを過剰に使ってしまうと、自律神経の乱れにつながります。東洋医学では、春には「肝(かん)」というエネルギーを巡らせたり、全身の栄養を調整する役割があります。しかし、肝はストレスにとても弱いのです。

春は新生活スタートとなる方も多く、「よし!がんばるぞ!」という気持ちになるのは分からなくもないですが、がんばりすぎには要注意でいきましょう。

前向きにがんばりたい女性におすすめ!春の養生法3選

春は心地よくて過ごしやすい季節ですが、過ごし方次第でストレスをあっという間にためてしまいます。気持ちの昂りによって、イライラしやすくもなる季節。

花粉症のイメージも大きいですが、皮膚トラブルや寒暖差にも気を付けたい時期です。そこで、東洋医学や心理学の視点から、女性におすすめの春の養生(過ごし方)を紹介します。

春の養生①早起きしよう

冬の早起きはあまり推奨されていませんが、春は早起きがおすすめの季節です。

春の暖かさや季節の変化を楽しむだけでなく、日の光を浴びることで気持ちが前向きにもなります。

目覚まし時計

早起きしたら、少しだけでもいいのでお散歩へ行きましょう。

忙しい方は窓を開けて、風と光を感じるだけでも十分ですが、できれば体も動かしたいところ。

早起き後におすすめの過ごし方

  • お散歩(5~20分程度)
  • 窓を開けて光と風を感じる
  • 太陽礼拝やヨガ、ストレッチを楽しむ
  • 瞑想をする

などがおすすめの早起き直後の過ごし方。そのあとで、家事育児をしたり、勉強や読書、仕事などをはじめてみましょう。すっきりした気持ちでできますよ。

ランニングする女性

春の養生②紫外線対策をしよう

夏になってから日焼け止めを塗っていませんか?

4月でも特に下旬以降は、一気に太陽の光が強くなっていきます。できれば、この記事を読んでからは肌に優しい日焼け止めをこまめに塗りはじめましょう。

サングラスや帽子、日傘などで自分の身を守りつつ、春の陽気を感じ取ってくださいね。

また、紫外線対策は内側からもできます。サプリなどもありますが、東洋医学の考えでおすすめなのは「梅干し」です。食べすぎは推奨できないので、1日1粒を食べてみてください。

梅干しには、疲労回復効果や殺菌作用があり、東洋医学では「酸味」というストレス解消作用のある性質にも分類されています。

春の養生③自分が心地いい時間を確保する

最初にお伝えした通り、春はがんばりすぎてしまう季節です。

がんばることはいいことですが、過剰になってしまうと余裕がなくなってイライラしやすくなります。イライラは起きているときだけでなく、睡眠にも影響するので、がんばるだけでなく「心地よく」を大切にするのも重要です。

春の花とハーブティー

心地いい時間の作り方

  • 一人でゆっくり過ごす時間を予約する
  • お気に入りのカフェや飲食店を見つける
  • プチ贅沢を楽しむ
  • カモミールやジャスミンティーを飲む
  • 体の熱を取る山菜やタケノコを食べる
  • ジャーナリングをはじめる
  • 安心できる香りを見つけて楽しむ
  • マッサージなどで体をほぐす

あくまでも例なので、自分にとって心地いい時間を探してみてくださいね。

また、はじめてやることは6割を目指すことも大切です。がんばりたい女性の多くが、最初から「きちんと」「ちゃんと」を目指しがち。6割くらいという気持ちにすることで、余裕を持って取り組めますよ。

春は1年の“わたし”を決めるからこそ大事にしよう

冬にエネルギーをためたからこそ、春はがんばりたくなる気持ちもわかります。

しかし、がんばりすぎると夏や秋に影響が出てしまうのです。がんばるだけでなく、自分を大事にすることで、前向きに楽しくがんばるわたしにきっとなれますよ。

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この記事を書いた人

複業フリーランス(カウンセラー&ライター×オンライン秘書)。

ライターとしては、女性や子どもが"心と体"を大切にしながら、暮らしやすく生きやすい情報を中心に執筆しています。
保有資格:臨床心理士、公認心理師、漢方養生指導士