新しい一年の始まり。30代の女性のみなさん、今年の目標以外に“人生の目標”は考えていますか?ライフイベントによって20代よりもさまざまな変化のある30代。これからのことを真剣に考える時期ともされています。
今回の記事では、30代からはじめる人生設計の考え方について、設計項目と考え方のコツを解説します。40代以降も軽やかにしたい女性は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
人生設計とは“これからの生き方”を考えること
人生設計、と聞くと「お金にまつわること」をイメージする人も多いですよね。ファイナンシャルプランナー(FP)にお金や保険の相談をすることだけでなく、自分の理想の生き方を考えることを人生設計といいます。
理想の生活のために何が今必要か、今ではなくてもいつ何が必要かを考えていくこと。お金にまつわること以外にも、趣味や人間関係など考える項目はさまざまです。
30代女性が考えるべき人生設計項目
人生設計といっても細かく「いつ○○をする」ばかりではありません。これから紹介する項目について、まずはふわっと考えてみましょう!
キャリアプラン
どんな働き方をしたいか、いつまで働くかなども含め、キャリアプランを考えてみましょう。考え方のコツは、いきなり「○歳に部長になる」「○歳で転職する」などではなく、キャリアの棚卸しからはじめることです。
例えば以下のような項目で考えてみましょう。
- どんな仕事をしてきたか
- その中でもやりがいを感じたことは?
- 仕事上での自分の長所や短所
- 苦手だった業務
- 挑戦したい業務やスキル
これらを棚卸したうえで、「何年後に○○をする」「○歳までに資格を取る」など具体的な期限を決められる範囲で書いてみましょう。
また、近年は副業・複業・フリーランスなどに挑戦している女性も増えています。本職を辞めたいわけではない場合、副業から考えてみてもいいですね。
恋愛、結婚、出産
女性のライフイベントの1つである結婚。しかし、結婚や出産が人生のすべてではありません。周りの価値観に左右されず、「自分がどうなりたいか」を考えてみましょう。
人生の主人公は自分自身ですよ♡
結婚や出産を視野に入れている人は、具体的に相手や子どもの人数などを考えることは重要。身体や仕事、お金のことなども含め真剣に考えてみましょう。
住む家や環境
30代になると、20代の頃よりも住環境について考える人が増えていきます。もっと先のことと思っている人も含め、以下のことはざっくり考えてみるのがオススメです。
- 家やマンションを買うのか、賃貸で暮らすのか
- どこにあたりに住むのか
- どんな部屋にしたいのか
具体的なイメージを深めるためにオススメなのはコラージュ(ビジョンボード)です。
雑誌やネットでダウンロードした画像を切り貼りして、自分の理想を具体的なものとしていきます。特に住環境の場合、言葉にするよりも写真でイメージした方がいいかもしれませんね。
趣味や休日の過ごし方
意外と見落としがちなのが余暇の過ごし方。
仕事や家庭のことばかりに目が向いて、つい後回しにしていませんか?このあと紹介する「心や体の健康」のためにも余暇活動は重要です。
たとえば心と体の健康のためなら「静」と「動」を意識することがオススメ。
「静」とは、読書や絵を描いたり、お風呂でゆっくりするなど、ゆったりリラックスする過ごし方。一方で「動」とは、スポーツや登山、ライブなどアクティブに身体を動かす過ごし方です。
また、1人で過ごす時間と誰かと過ごす時間も作ってみましょう。「静と動」「1人と誰かと」どちらかに偏りがちな人は1つでも反対の過ごし方を取り入れてみてくださいね!
心や体の健康
私たちの心と体は、ここまで紹介したすべての項目の土台となります。
体の健康なら、ストレッチやウォーキング、ヨガやピラティスなどがはじめやすいですよね。そのほかに重要なのは検診。30歳をすぎると婦人科系の検診を助成で受けられる自治体もあります。美容院や歯科と同じように定期的なメンテナンスを心がけましょう。
心のことも同じくメンテナンスは重要です。ラフリーで特集も組んでいるジャーナリングは自分の心の健康管理としても最適な方法ですよ。
自分で記録をとる以外にも、カウンセリングやコーチングなども活用しながら、心の健康にも気を使っていきましょう。
親の介護や自分の老後
30代のうちに親御さんや兄弟などと親の介護について話し合うことや、自分の老後を考えるのは大切です。ほかの項目よりも実感しにくい人も多いかもしれませんが、今できることからはじめることで、慌てたり焦る可能性を減らせます。
ご自身の老後については特にマネープランを今のうちに考えておきましょう。
マネープラン
ライフイベントはどれもお金がセットとなります。どのようなことに、どの程度お金が必要なのかまずは知識としてしっておくことは大切です。
また、以前よりもふるさと納税や新NISAなどに取り組む人は増えています。書籍や動画、セミナー、FP相談など、自分でできる範囲のことから勉強してみてもいいかもしれません。
ただし、「平均金額」などばかりに注目せず、ここまで紹介したどんな生活をしたいかを大事にすることで自分に合うマネープランを考えられるようになりますよ。
すぐにはじめられる人生設計のコツ3ステップ
最後に人生設計を考えるためのコツをご紹介します。「考えることばかり」と思うかもしれませんが、現実的なことだけでなくワクワクすることもバランスよく考えましょう!
紙や付箋にとにかく、理想や思いついたことをすべて書き出してみましょう。まず一旦は「叶うか叶わないか」「現実的に無理かもしれない」などは考えず、頭の中にあるものをすべて出す気持ちで書いてみてください。
もし思いつかない人は、憧れの人や「素敵だな」と思う生活を思い浮かべると書きやすいかもしれません。次のステップで整理するので、ジャンル関係なく書き出してみましょう。
次に書き出したものを客観的に見直します。その際のポイントを以下にまとめてみました。
- 「仕事」「恋愛/結婚」「お金」などジャンル分けしてみる
- 自分が特に何を求めているか観察する
- 3年以内に叶えたいことを考える
- 叶えるために何が必要か細かく考えてみる
書いたすべての内容に対して必要なことを考えるのが大変と感じる人は、特に叶えたいことを中心に考えてみてもいいですね。
紙に書いたことが叶う理由の1つが、定期的な見直しです。
頻度は年内に叶えたいことなら、最低でも1ヶ月に1回は見直しましょう。長期的な計画の場合も、少なくとも1年に1回見直すといいですね。
今回「住む家や環境」で紹介したコラージュを作った人は壁に飾ったり、写真に撮るなどしてすぐ見れるようにしておくのもオススメ!計画したら見直すことを意識しましょう!
目的地が見えると、安心するし心も身体も弾む!
私たちが不安になったり、焦ったり、人と比べて悩む原因の1つが先が見えないこと。
ある程度の目的地が見えるように、考えたり知識を得たり、ワクワクしたり真剣に考えて準備をして、自らの手で安心や幸せを手に入れましょう!