女性のキャリアプランの考え方～30代女性のワークライフバランス～

周囲の環境の変化が目まぐるしく、焦りや不安も抱えやすい30代。

「これからどうしたいんだろう」
「無資格でも転職できるの？」
「未経験業務に挑戦って大変かな」
「やっぱりこのままの方がいいのかも…」

そんなさまざまな思いが頭のなかに浮かび上がっているかもしれません。

20代はなんとかなったことも、30代はそうもいかなくなると焦りますよね。入社してからずっと同じ企業の人は、ほかで働くイメージも難しいかもしれません。

しかし、だからこそキャリアプランは30代のうちに考えましょう。
この記事では、現在キャリアについて迷っている女性へ、“30代女性のためのキャリアプランの考え方”を紹介します。自分を大切にしながら、ワークライフバランスについて考えたい女性におすすめの内容です。

30代のキャリアチェンジ・キャリアアップは遅くない！

「第二新卒を過ぎてしまった」「この年齢で転職できるの？」

30代女性がつい考えてしまう年齢。

確かに応募条件には「若手募集」「35歳未満」というのも見かけますよね。しかし、まず法律的な話になると、雇用対策法改正により平成19年から特別な職業以外は年齢制限が禁止されています。例外が認められている職種や企業以外に年齢は関係ないのです。

それでも色々と気になってしまう人もいるかもしれませんね。

ただ、定年までを考えたらまだ30年近くありますし、もしも上手くいかなかったとしても切り替えも効く年齢です。

まずは自分がなぜ不安になるのか、遅いと感じるのかなどを書き起こして、解決策がないか模索してみましょう！

キャリアの棚卸し方法4ステップ

キャリアの棚卸しは、キャリアプランを考えるうえで重要です。

この作業は履歴書や職務経歴書を書く際にも役立ちますし、自分の求める条件に合う職場を判断しやすくなります。

特に具体的な目的や目標が明確になっていない人こそ、キャリアの棚卸しをしましょう。

1.業務内容を細かく書き出す

過去に転職経験のある人は、過去の職場も含めて業務内容を細かく書きましょう。

たとえば、事務職の人であれば「ExcelやWordを使った書類作成」「営業から依頼を受けたデータ入力」「新規顧客への発信」「既存客からの受電」など細かく考えます。

また、同じ事務職でも「一般」「営業」「総務」などによって1日の流れが異なり、なかには外出する人もいるかもしれません。1日もしくは数日分の流れを思い出して書き出してみてください。

2.書き出したものをみて、気持ちを書きだす

次に、「1.業務内容を細かく書き出す」で書いたものを見ながら以下について考えてみましょう。

• どんな気持ちで取り組んでいるか
• できれば今後やりたくないか
• 工夫してきた点はあるか
• もっと「こうできそう」と思うことはあるか

ほかにも具体的な数値での業績や、取り組んだときのエピソードなどがあれば書いてみましょう。今のうちに整理すると、自己PR欄や面接で活かせますよ。

3.やりがい・活かしたいことに注目する

キャリアプランは前向きな姿勢も必要です。

今の職場を全体的に見たら「違うところで働きたい…」と思うかもしれませんが、細かく見るとやりがいであったり、活かしたいと思えることはある可能性もあります。

そのうえで、転職するか、関連する仕事や企業があるか、チャレンジしたいかなどを考えてみましょう。

4.いつまでにどうなりたいか、生活も絡めて考える

最後にライフワークバランスの比重を考えてみましょう。

一般的には「ワークライフバランス」といわれていますが、ここではあえて「ライフワークバランス」としています。自分自身が「仕事重視」「プライベート重視」「どちらもバランスよく」など、どうしていきたいかによって「ワークライフバランス」にも「ライフワークバランス」にもなりえます。

「35歳までに」と年齢を決めて計画してもいいですし、生活・プライベートのこと、子どものことなどと絡めて考えてもいいでしょう。具体的にワクワクするものをイメージすることをおすすめします♪

道は1つじゃない、現代は選択肢が豊富！

ここまでは正社員の転職向けの書き方のようになっていますが、正社員でも選択肢は複数あり、正社員以外の選択肢も含めると無限です。代表的な4つを解説しますね。

経験を活かした転職

今の業界や業種は好きだけど、職場環境を変えたい人は、同業界の転職となりますよね。

即戦力として迎えられるとドキドキしてしまうかもしれませんが、転職の際は「今の職場から変えたい理由」「求めている条件」を明確にしておくのがおすすめです。女性の場合は、管理職登用や育休後の復職率、福利厚生なども要チェック！

同じ業界でも異業種や、責任のある立場に挑戦してもいいかもしれません。もし、転職を急いでなければ役立つ資格などを取得してアピールするのもいいですね。

未経験業界への転職

今不安や迷いを抱えている人は、未経験にチャレンジしようとしたい人もいるのではないでしょうか。

心配なことは多々あるかもしれませんが、「未経験だから」「30代だから」転職できないわけではありません。志望動機を明確にして、堂々と伝えられるようにしましょう。

ここで役立つのが、「キャリアの棚卸し方法4ステップ」で書いた細かな業務内容です。少しでも関連することや活かせることはないか考えましょう。

副業やフリーランスにチャレンジ

近年急増している副業やフリーランス。ラフリーのライターや編集スタッフもフリーランスが多いので、関連記事を参考にしてみてくださいね。

フリーランスは企業に属さない分、自由度が高く、今まで選択できなかった方向性に進むことも可能です。一方で、金銭面の不安や福利厚生がないことなどは大きなリスクと感じる人もいるでしょう。

今の会社が副業禁止でなければ、今のうちに副業をはじめて準備する方法もあります。

長い目で見たとき、自分が属していた方が暮らしやすいか、そうではないかを30代のうちから考えてみるといいかもしれません。

プライベートも大事にする雇用形態の変更

以前はパートといえば、ママさんや主婦の方の選択肢というイメージがありました。

しかし、近年は自らパートや派遣社員等を選択する女性も増えています。

家庭や子育ての時間の確保としても、自分の時間や自分の健康のためとしても、雇用形態を変更するのは選択肢の1つです。正社員は安定かもしれませんが、「周りにどう思われるか」よりも「自分がどうありたいか」を考えると、正社員以外の選択をすることもありですよね。

ライフワークバランスを整えた後悔しない決断方法

30代女性にとってキャリアプランは人生の重要なことの1つです。

焦って進んで後悔するのも、考えすぎて混乱するのも、望んでいることではないですよね。自分が納得できるようにライフワークバランスを整えたキャリアプランを考えましょう！

全てに共通することは、知ること。

自分や企業、働き方について知って、理解することは「自分らしい納得のいく選択」にきっとつながりますよ。

さっそく紙とペンを用意して、書き出してみてくださいね。今と未来の自分のために、自分純度を高めていきましょう！