「私×キャリア×人生」いつからだって遅くない!小さなチャレンジの積み重ねで、未来はきっと変えられる。

こんにちは♪

突然ですが、皆さんは、ふと「私このままでいいのかな」って不安になったことはありませんか?

それなりに安定した企業に新卒で入社して、結婚・出産などのライフイベントも乗り切り、やりがいも感じていた私ですが、あるときふと「私このままでいいのかな…」という気持ちにおそわれました。

そして、思い切って大きく環境をかえて試行錯誤したこの1年、ほんの少し「自分らしい働き方」に近づいているように感じています。

やってみたいこともあるけど、今更もう遅いかな…

そんな、漠然とした気持ちを抱えているどなたかの参考になれば幸いです♪

18年ぶりの会社員卒業

新卒で入社したのは百貨店。短大時代の飲食店のアルバイトでの「接客」の経験がとても楽しくて、接客に関する仕事がしたい、と思ったことと、カレンダー通りのお休みがない分、平日休みが多く、混雑を避けて大好きな旅行に行けるのが選んだ理由です。笑

入社してから数年間は店頭での接客、その後ディスプレイに関する仕事や企画など、様々な角度からお客様と関わる仕事をしていました。

いざ仕事を初めてみると、直接接客することよりも、自分のディスプレイで商品が売れたり、企画したイベントを楽しんでいるお客様の笑顏に元気をもらったり、少し離れた距離から「お客様が喜んでくださることは何か?」を考えることのほうが好きだな、と気づきました。

女性が多く、育児に理解のある会社。
男女の垣根なくチャレンジできる環境。
楽しい事ばかりではなく、失敗したり悩んだりして、もう仕事に行きたくない、と思う日もありましたが、それもひっくるめて「働く自分」に誇りを持っていたなぁと思います。

一方で、出産後は時短勤務で復帰したものの、仕事に一生懸命になればなるほど家事・育児に向かうエネルギーが無くなってしまい、「もっとちゃんとしたいのに出来ない」という気持ちをずっと持っていました。

そんな時、コロナ渦で会社が休業となり、約2ヶ月間家にいる、という社会人になって初めての時間を過ごしました。

すっかり忘れていた趣味を楽しむ時間が出来て、お菓子を作ったり娘と工作したり絵を書いたり…「ものづくり」が好きだったなぁということを思い出したんです。

苦手だと思っていた料理も、心に余裕があるからなのか楽しくて、家での時間を大切にしながら働けたらいいなぁとぼんやりと考えるようになりました。

そんな中、偶然目にした「WEBデザイナー」という仕事。前職でも制作会社の方と関わることがあり、毎度私の拙いイメージを「バシッ」と形にしてくださるのがかっこいい!!プロフェッショナルだな!と感動していたこともあって、好きだったものづくりの延長線上で「私にしか出来ない仕事がしたい!」と思いました。

そこからは、仕事と並行してオンラインスクールと独学で勉強を続けて、悩んだ末に会社を退職。

18年ぶりの「会社員じゃない」生活が始まりました。

私には何もなかった!退職後落ち込み期

上述の通り退職した私ですが、この時点でWEBデザイナーとして活動できていたわけではありません。

今まで「会社」という安心できる場所があったからのびのびと仕事できていたんだな、ということを強く感じて、まだ何の肩書も無い自分に不安しかありませんでした。
(今思えば、「肩書」にこだわっている時点でめちゃくちゃ視野が狭かったなぁと思います…)

「半年後にはWEBデザイナーとして仕事をしている」ことを目標に決めて、少しでも不安を消すために勉強勉強。一緒に頑張る仲間が欲しかったので、現在もお世話になっている「コペンカレッジ」のオンラインスクールや職業訓練校のWEBビジネス科というクラスで基礎を一通り学びました。

スクールに通って一番良かったのは、同期やクラスメイトとの出会いです!

自分と同じくらいに勉強を始めた人、一歩二歩先を行く人、現役で活躍されている先生など、様々な立場の人から刺激をもらえることが、学びとしても、これからの働き方を考える上でもとても参考になりました。

WEBデザイナーとして活動をはじめたら、めちゃくちゃ大変だった!

自分で決めた半年後を目前に、フリーランスになるか、就職するか、悩むことになります。

私の周りは、フリーランスで活動されている方が多くて、WEBデザイナー=フリーランスのイメージがあったのですが、まだ何の実績も無い状態でフリーランスとして活動するイメージは全く持てませんでした。

そして、調べてみると「未経験・WEBデザイナー」の求人が意外とある!!

ここは、一旦WEBデザイナーとして就職して、安定したお給料と学べる環境を手に入れよう、と決めて情報収集と就職活動をはじめました。

年齢制限や、スキル不足でなかなか厳しい状況でしたが、なんとか1社パートとして内定をいただけて、「WEBデザイナー」のスタート地点に立つことができました。

そして、念願のWEBデザイナーとして、パート&個人での活動をスタートさせました。

ついに!WEBデザイナーになったぞーーー!!

喜んだのもつかの間、勉強していたときとは比べ物にならないくらいの「私何も出来ない…」という絶望感に毎日おそわれることに。

やはり、未経験の職種で働く、というのは思っていた以上に過酷でした。

一回り年下の先輩が10分で終わる仕事が、どんなに頑張っても1時間以上かかってしまったり、言われた言葉の意味がわからなくて、理解するのに時間がかかってしまったり…

帰りの電車で、毎日無力感におそわれていました。。。

そして、個人での活動も少しずつ始めたことで、会社員だったときよりもさらに時間がなくなってしまったんです。

日々を乗り越えることに精一杯で今思えば思考停止状態。
「これは!思ってたのと全然違う!」とはっきりと自覚したのは昨年末でした。

安定した環境を手放して、「自分らしく働ける環境」「仕事も生活も楽しみたい」という思いで新しい環境に飛び込んだのに、いつの間にか心も体も疲れ切って、現状を把握する余裕さえ失っていました。

それからは、「自分らしく働くって何だ?」と迷子状態。

今の状態が良くないのは分かるけど、どうすればよいのかが全くわからなくなってしまいました。自分らしい働き方、自分らしいデザイン、そんな言葉にすごく苦しくなってしまっていました。

それでも、毎日続けていれば結果もついてくるもので、ある時「デザインが最近すごく上達した!」と言っていただけたときは、この時間は無駄ではなかった、と思えたりもしました。

自分らしさ、にしばられる必要はない

こんな一年を過ごして今一番思うのは、自分らしさは大切だけど、「自分らしくいなければならない」というふうに縛られる必要はかったなぁということ。

悩みながらも目の前のお仕事に向き合うことで、思わぬところを褒めてもらえたり、「やってみたら向いていた」こともいくつもありました。

WEBデザイナーとして未熟なままもがいた1年は本当にしんどかったけど、思い返せば嬉しかった言葉や楽しかった瞬間もたくさんあったし、何よりも、思い切ってチャレンジしていなければ一生関わることのなかった環境でどうにかこうにかやれたことは、目指していた「私だから出来ること」の第一歩になったな、と感じています。

チャレンジ2年目に入った今年、まだまだ足元はグラグラしていますが、WEBデザイナーという肩書にとらわれず、「自分の心が動くことに全力で取り組む」ことで、誰かが笑顏になるようなお仕事をしていきたいと思っています。

そして、アラフォーの希望の星になりたいです 笑!!

悩んだ末、今年の6月から働き方をフリーランス1本に絞ることに決めました。
「安定」がどうしても手放せなかった私の今年最大の決断です。

今年の年末には、「良い1年だったな」と振り返りながら笑顏で年越し出来るように、焦らず止まらず、頑張っていきたいと思っています♪

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この記事を書いた人

「デザインで、日常にほんの少しの彩りを」をコンセプトにWEBデザイナーとして活動しています。忙しい毎日にも取り入れやすい暮らしのアイデアを中心に記事を書いています。滋賀県在住・小学生の母