「わたし×キャリア×人生」夢もビジョンもなかった私が見つけた働き方|「おかえり」と言える暮らしへ
ラフリーライターのerikoです。
幼稚園に通う一人娘に日々翻弄されながらも今のライフスタイルに合う形でデザイン関連の仕事をし、自分や家族との時間も大切にできている__そんな今の自分がけっこう好きな30代主婦です。
ですが、今の私に至るまでには、20代の社会人時代の少し長い暗黒期がありました。思い切って勤めていた会社を退職したところから、私の第二の人生が始まります。
ライターeriko仕事や家族、自分の時間のバランスに悩んだことのある人に、少し肩の力を抜いて読んでもらえたら嬉しいです。
勇気もない、夢もない
特に夢と言えるものがなかった私は、それなりの会社で安定して働ければそれでいいという気持ちで就活を開始。ありがたいことに大手不動産会社に就職し、人事・総務の仕事をバリバリこなす毎日でした。忙しさに波のある仕事でしたが繁忙期は夜遅くまで残業することは当たり前。体制の古い会社だったので周囲の空気に抗えず有休は消化できずに消えていく。毎日同じことのルーティンで何かワクワクするようなこともなく、「全然楽しくない」という気持ちで少しずつすり減っていました。
「こんな生活、もううんざり!」と感じていた一方で辞めたところで再就職できるの?そもそも何がしたいの?転職しても同じことの繰り返しじゃない?と、不安ばかりで何も行動できずにいました。
そんな悶々としていたある時にふと、「休みの日にしか楽しみがないなんて人生を無駄にしている…もったいない!!」と心の声が爆発。その勢いのまま夫に相談し、退職を決めました。
夫は専業主婦に抵抗がなかったこともあり、退職後はノープラン。でも、「どうせ稼ぐことを期待されていないなら、何か好きなことを始めてみたいな」そんな小さな気持ちが芽生え始めていました。
コペンカレッジとの出会い
好きなことといえば、昔から「ものづくり」。アクセサリーを作ったり、手芸をしたりと趣味の範疇でいろいろ挑戦していました(今は編み物に絶賛どハマり中)。自分の結婚式では簡単なペーパーアイテムを手作りし、実は叶わなかった“招待状作り”に少し心残りもありました。
そんな時、高校の同級生でデザイナーになった友人を思い出し、コペンカレッジを紹介してもらいます。当時はBride’s Made Weddingという結婚式関連デザインに特化した講座があり、迷わず受講。30歳を過ぎても知らない世界を学ぶ楽しさが、新鮮でした。卒業後もデザインの基礎やWEBデザインを学び続け、気づけばWEBデザイナーになっていました。
理想の働き方を求めて
講座を受けていた頃は、ちょうどコロナ禍の真っ只中。在宅ワークという働き方が世の中に広まり、それは私にとって理想に近いものでした。
私の理想はシンプルで、仕事をしていても、していなくても、子どもが学校から帰ってきた時には家にいて「おかえり」と言えること。仕事よりも、家族を大切にしたい。
その点で、仕事の融通がききやすいフリーランスという働き方は今の私にとって自然な選択でした。
現在は、一人娘が幼稚園に通っているため送迎時間を考えながら、娘がいない時間やちょっとした隙間時間にできる仕事を選んでいます。通勤がないことも暮らしのリズムにゆとりを生んでくれています。この先、子どもの成長とともに、使える時間や働き方も変わってくるはず。でも、その変化に合わせて柔軟に形を変えていけることが今の私にとって何よりの安心です。
そんな働き方を続ける中で、少しずつ「言葉で伝えること」にも興味を持つようになりました。デザインと同じように、想いや背景を整理して言葉にする仕事にも魅力を感じ、今はライターとして記事を書いています。
今の最適解でいい
会社員時代、デザイナーという仕事は完全に他人事だったし、在宅ワークについて考えたこともありませんでした。そもそも夢や明確なビジョンもなかった私。でも、その時々の気持ちや状況と向き合って行動した結果、「今の自分にとっての最適解」に辿り着けたのだと思います。
計画を立てて着実に夢に進む人生もかっこいい!けれど、遠回りでも、立ち止まりながらでも、今の自分にしっくりくる選択を重ねてきた「今」を私は気に入っています。
そして不思議なことに、心に余裕が生まれると、「あんなことをやってみたい」「こんなことができたらいいな」と、小さな願いがふと浮かんできます。その芽を大切に育てながら、また次の景色へ進んでいけたらと思っています。









