私のごきげんライフ vol.3|すぐに答えを求めず、いつか返ってくるものを信じるりえさんの幸せ

「ごきげんな人」と聞くと、いつも明るく前向きで、何事も楽しめる人を思い浮かべるかもしれません。

でも、毎日を心地よく過ごせるかどうかは、目の前の出来事だけでは決まらないのかも

第三回のゲストは、Webやブランディングに関する仕事をしながら、講師や音楽活動、ガーデニングなど、仕事も趣味も楽しんでいるりえさん。

できることや楽しいことに目を向け、目の前の結果だけで物事を判断しない。

そんなふうに、自分なりの考え方でごきげんな毎日を過ごすりえさんに、お話をうかがいました。

目次

仕事も趣味も、暮らしも楽しむ

ーー今はどんなお仕事をされていますか?

企業のWebサイト制作や情報発信のお手伝いなど、Webやブランディングに関する仕事を幅広く受けています。コペンカレッジでは講師や研修も担当しています。

最近は、制作のほかに「どうすれば企業の魅力を伝えられるか?」といった、企画寄りの仕事をすることも。今後は、上流の仕事をさらに増やしていけると嬉しいですね。

あと仕事とは少し違うのですが、妹と音楽活動をしています。私は、仕事・趣味・暮らしを分けないタイプなんです。

ーー仕事とプライベートを分けるかは、人によって好みがありますよね!

そうですね!私は、分けたいと強く思っているわけではないですが、分けないといけないとも思っていません。

プライベートの出来事が仕事につながることもありますし、オンでもオフでも思考しているタイプなので、ずっとオンといえばオンですね(笑)。

ーー逆に仕事とプライベートで頭を切り替えたいと思ったときは、どうされているんですか?

あえてぼーっとしたいと思ったときは、手を動かします

土いじりや掃除、散歩、料理など、何か作業をして頭の中をクリアにしています。

目の前の出来事だけで、幸せを決めない

ーー周りの人から“ごきげん”だなと思われていることについて、納得感はありますか?

ごきげんに見られているとしたら嬉しいですね。

実は若い頃、勝ち負けや成果など、ほかの人からの評価や目線を気にしてピリピリしていた時期があったんです。

私は、できることとできないことのギャップが大きいタイプなので、子どもの頃はもちろん、社会人になってからも怒られることがそれなりにありました。

だからこそ、周りを気にしてよくあろうと生きていたように思います。

ーー今のりえさんからは想像できないですね!

世の中としても多様な生き方が受け入れられるようになってきていますし、私自身「できることしかできない!」と割り切って考えられるようになりました。

できないことではなくて、できることや楽しいことに目を向けたほうが、人生はずっと豊かになると思っています。

そこに気づいてからは、ごきげんに生きられている気がしますね!

ライター shige

この割り切り方、見習いたいなと思いました!

ーー考え方が変わったきっかけはあったんでしょうか?

明確なきっかけがあったわけではないので、少しずつ変わった感じでしょうか。

私は、人生の終わりから今を眺めるような考え方をもっている気がします。

普通の毎日は当たり前ではないですし、死の間際から見れば、今この瞬間は、懐かしくて愛おしいような、キラキラした日々に見えるのかなと思っています。

そう考えると、娘と過ごす時間や誰かと遊びに行くことなど、毎日を味わっていたいですね!

ライター shige

こう考えると、何気ない毎日も特別に感じますね^^

ーー素敵な考え方です。

物事をどう見るかが大事だと思っていて。

もちろん生きていれば煩わしいこともたくさんありますが、わざわざそこにフォーカスする必要はありません。

楽しいものや美しいものに目を向けるほうが得だと思いませんか?

年齢を重ねるにつれて、この考え方がしっくりくるようになりました。

ーー私は結構、成果や数字を求めるタイプなのですが、アドバイスをください><

成果や数字を求める時期があっても良いと思いますよ!

私のなかで、成果や数字は目指すものというよりも、結果になっています。

そのうえで、一つの仕事で完結させないという意識を大切にしていますね。

たとえば、Aさんにお金を渡したらBさんから返ってくるようなイメージ。人や環境をそれぞれ切り離して考えず、すべてがつながっているような感覚です。

どこか一つに働きかければ、別の場所から返ってくると考えているので、短期的な成果を求めなくなった気がします。

ーー広い視野を持つことが大切ですね。

そうですね。

とはいえ、仕事である以上、数字をまったく気にしなくて良いわけではないので、バランスが難しいんですが(笑)。

いつどこからどうやって返ってくるかはわからないけれど、良い影響として戻ってくるというスタンスでいます。

ーー何か具体的なエピソードはありますか?

たとえば、待ち合わせをしていて相手から遅れると連絡があったときは、ラッキーと考えるようにしています。

「時間をプレゼントしてもらった」と受け取るんです。

あとは、どうしようもなくなったときに、助けてもらった経験があるので「運が良い」「守られている」とも思います。

何かマイナスなことがあっても「ここで徳を積んだな」と思って、きっとどこかで良い形となって返ってくると考えています。

だからこそ、目の前の不利益に気持ちが左右されなくなりました。

ーーぜひ取り入れたい考え方ですね!

とはいえ、昔からこんなふうに考えられていたわけではなくて、不機嫌さがわかりやすく顔や態度に出ていた時期もありました(笑)。

仏教には「無財の七施」という教えがあるのですが、そのなかに「和顔施(和顔悦色施)(わげんえつじきせ)」というものがあります。

いつも穏やかな表情で人に接するということですね。これを知ったときに「なるほど。たしかにお金や物がなくてもできることだな」と思って。

口角は下げているよりは上げているほうが良いですよね。

ーーまずは「ごきげんそうに振る舞う」ことからでもいいんですね!

そう考えています。最初は不自然に見えていたと思いますよ(笑)。

でも「口角は上げていよう。機嫌が良さそうに振る舞ってみよう」と意識していくうちに、なんとなく癖になってきたんです。

そうすると、だんだんと感情も影響されてきて、今のような生き方や考え方ができるようになりました。

不機嫌な顔をしているよりは、機嫌のよい顔をしていたほうが、結果的に自分自身も周りも機嫌がよくなると思います。

ライター shige

最初は形からでも、続けていると気持ちまで変わるんですね!

ーーなるほど!続けてみて何か変化はありましたか?

以前は「機嫌がよさそうに見えるかな?幸せそうに見えるかな?」とほかの人からの目線を意識していました。

ですが最近は、誰かに見せようというより、内発的に取り組めていて。そこから“ごきげん”が定着したように思います。

真顔が怖かったからか、何もしていないのに「怒ってるの?」と言われていた時期もあったんです(笑)。

最近は「ごきげんだね!楽しそうだね!」と言われることが増えました

自分らしくいるために、環境をデザインする

ーー「やらなきゃ」ではなく「やりたい」という気持ちから動けるときが、ごきげんということでしょうか?

そうですね。外側から内側ではなく、内側から外側のモードになったときは、とくにごきげんだなと思います。

たとえば「締切がある」は外側から内側ですよね。そうではなくて「これをしたら楽しそうだな」という感覚を大事にできるときです。

デザインや企画にしても、インスピレーションをそのままアウトプットできるような仕事だと、ごきげんになれますし、よりパフォーマンスも上がるように思います。

とはいえ、ビジネスなので、いつでもどこでもそれが通用するわけではないのですが……。

だからこそ、自分が心地よく過ごすための環境の整備を意識しています。

ーーなるほど。具体的にはどのようなことをされているんですか?

たとえば、私は時間の管理が少し苦手。なので、タブレットを使って、予定があるときは通知を鳴らすなど、テクニカルに解決しています。

自分ですべてを管理しなくても良いように、環境を整えているんです。

ーー苦手な部分をカバーする環境があるからこそ、ごきげんに過ごせるんですね!

そうかもしれません。

私は順番に何かをこなすよりも、湧き上がってきた感覚をもとにアウトプットするのが好きなタイプです。

少しでもその割合が増やせるように、仕組みを作ってうまくコントロールしています。環境を作ったり整えたりするのは、ある意味デザインに近いですね。

ーーりえさんは、自由にいられる環境にあることが大事なのでしょうか?

そうだと思います。自由にいるために、フレームを整えるイメージです。水路があるからこそ水は綺麗に流れますよね。

苦手だからこそ、時間や約束が常に頭の中にあって「何か忘れているような気がする……」と考え続けてしまうので、物理的に管理しています。

ーー最近ハマっていることがあるんだとか。今はどんなことを楽しんでいるんですか?

今年の春からガーデニングにハマっていて、テラスや庭で過ごしています。

植物が成長するってすごいと思いませんか?種や苗を植えると、1か月で大きくなる。「水をあげただけなのに、野菜ができている……!」と感激しています(笑)。

今は、植物の成長を身近に感じられることが、すごく新鮮で楽しいですね。

インタビュー後記

今は損をしたように見えても、いつか別のところから返ってくる。

そんなふうに考えていれば、目の前の出来事だけで「良い・悪い」を決めずにいられるのかもしれません。

できないことより、できることや楽しいことに目を向ける。目の前の損得や結果だけにとらわれず、その先にあるつながりにも目を向ける

うまくいかないことがあったときも「まあ、これもどこかにつながっているかも」と思えたら、少し気持ちが軽くなりそうです。

りえさんに聞くごきげんのポイント

  • できないことより、できることに目を向ける
  • マイナスな出来事も、別の角度から捉えてみる
  • 「ごきげんでいよう」とまずは形から意識してみる
ライター shige

「まあ、いつか返ってくるか♪」くらいに考えて、目の前のことを楽しんでみるとよさそう!

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この記事を書いた人

フリーランスのライター。
システムエンジニアとして働きながら副業ライターとして活動後、独立。ひょんなことからラフリーに出会い、ワクワクを大切に楽しく活動しています!
プライベートでは、都会と田舎の二拠点生活を満喫中。どちらかというと田舎が好き!

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