こんにちは
ラフリーライターのerikaです。結婚や出産というタイミングで、自分のキャリアについて改めて考える、という女性は多いのではないでしょうか。
この働き方は子供が産まれたらできないだろうな、とか、旦那さんのお仕事の関係で自分が仕事を辞めなければいけなかったりとか、子供が小学生になって家に帰って来るときに「おかえり」って言ってあげたい、とか、仕事と私生活が密接な女性だからこそ抱える悩みってありますよね。
かくいう私も、20代の頃に営業職から事務職へ転職をし、現在はフリーランスという働き方をしています。その途中で抱えたキャリアコンプレックスや、罪悪感。そこから解放されたきっかけは働き方の選択肢が広がったことでした。
今回はそんなコンプレックスや、「働き方」について、私自身の経験を振り返りながら綴っていこうと思います。
今、キャリアに悩んでいる女性へ、少しでも響くものがあればいいなと思います。
「正社員じゃない」劣等感時代
20代中頃に、新卒で正社員入社した企業を訳あって辞めることになった私は、とりあえず派遣社員として事務職に転職をしました。
でも、派遣社員として働くうちに、自分が正社員ではないということが大きなコンプレックになるように。
せっかく親に大学まで出してもらったのに、申し訳ない。こんな自分が恥ずかしい。。そんな風に感じ、正社員として働く友人や、国家資格を持って働く友人たちに対していつも劣等感を抱いていました。
それでも、新卒でないと収入の面でも働き方の面でも理想の会社には入れないし、住んでいるところが田舎な私には選択肢も狭く。加えて当時26歳で結婚も視野に入れていたので、産休育休のことも考えると再度正社員として勤めるにはハードルが高かったのです。
そのころの私は「働く=会社に勤める」という選択肢しかなく、それ以外の手段なんて全然知りませんでした。結果、働くことが好きだった私は、結婚してできるだけ早く子供を2人産んで、30前半には正社員として社会復帰する!という目標を立てたのでした。
いろんなもやもやに悩まされた専業主婦時代
子供を2人産んでからは、色んなところに出かけたりママ友と遊んだり、本当に楽しく過ごしていたのですが、次第にいろんなもやもやが湧いてくるように。
ただお金を使うだけなのが申し訳ない‥
一つは、「ただ家にいてお金を使うだけなのが申し訳ない」という感情。
子供を色んなところに連れて行って毎日楽しく過ごさせてあげたいけど、それにはお金がかかるし、ママ友と子育ての悩みを共有したいけど、ランチもお金がかかる。好きなお洋服を買うのも、なんだか気が引ける。だってそれは「旦那さんが稼いできたお金」という気持ちがあったから。
旦那さんは、買っていいよって言ってくれていたんですけどね^^
必要なものはもちろん買うけど、一見不要なものにこそ幸せを感じたりするじゃないですか。
スタバのコーヒーとかね。そういう「ちょっとした贅沢」は罪悪感があって、我慢をしていました。
社会から取り残された感覚
もう一つ私が抱えたもやもやは、なんだか社会に取り残されているというもの。
いつ仕事に復帰すると決まっていないがゆえに、ずっとこのままじゃ置いていかれる!と焦り、新卒で入った会社の同期たちのことを想像しては自分が情けなくなりました。
そんな焦りから、すぐに就職はできないのに仕事探しサイトを眺めるのが習慣に。
小遣い稼ぎから始まった、デザイナーというお仕事
そんな私に転機が訪れたのは、今から3年前のこと。
デザインのデの字も知らない私でしたが、ちょっとPCが触れたということで友人がチラシの制作を依頼してくれたのです。そのことをきっかけに、自宅でチラシデザインのお仕事を始めました。
「お仕事を始めた」と言ってもそんなに立派なもんじゃないです。
そのころちょうどテレビCMで流れていた「得意を売り買いココナラ」に登録をして、チラシ作ります〜と募集をして、たまにくる依頼に必死にお応えしていました。
\私のココナラ体験記はこちら/
始めて半年くらいは月に3万円もいかないくらいでしたが、私がスタバのコーヒーをたまに飲んだり、たまにランチしたりっていうちょっとの贅沢には、充分でした。
それ以上に、誰かの役に立っている、感謝をされる、お金を生み出せているっていうことが嬉しくて、会社員として働いていた頃とは違った喜びがありました。
フリーランスという働き方を知る
自宅で1歳の子供をみながら地道にチラシ制作をすること一年。
ようやく保育園に預けられる時がくるというタイミングで、今後の働き方を真剣に考えたとき、Instagramで「ママwebデザイナー」さんがたくさんいることを知り、そこでようやく「フリーランス」という働き方を知りました。(遅っ!)
会社に勤めず、個人で案件単位で仕事をする。
好きな時間に好きな場所で人間関係に縛られず働く。
それまで会社に勤めるという方法しか知らなかった私には、これはもう世紀の大発見でした。
働き方は人の数だけある!
世紀の大発見(?)をして早2年、今、私はフリーランスwebデザイナーとして、いろんな方のスタートアップを応援したり、事業を大きくするお手伝いをしています。
正社員を辞めた時の劣等感やキャリアコンプレックスはもう微塵もなく、今の自分に誇りを持っています。
幼い子供たちの面倒を見ながら、社会に取り残されると焦っていたあの頃の私へ伝えたいのは‥
正社員とかパートとか派遣社員とか、会社に勤めることだけにとらわれなくていいっていうこと。そして、結婚や出産でキャリアを諦めなければいけないとしたら、逆に、その分やりたいことができると思っていろんなことにチャレンジすべきということ。いつだって、やろうと思えば新しいことに挑戦できるということ。
最後に。
私の今後の目標は、私のように働く場所や時間・子どもの体調や人間関係に囚われることなく働けるママを一人でも増やすことです。たった一人でいいから、働くママが幸せを感じられるように、私が何か道を示せたらいいなと思っています^^大きな目標ですが、大丈夫、きっとやれると自分を信じてがんばります。